「チーム医療演習」の発表会が行われました

 

2023年12月7日(木)・14日(木)、「チーム医療演習※」の授業で発表会が行われました。

9月にスタートしたこの授業では、『患者や家族の想い』をくみ取り、各医療専門職としてどのような役割を果たし、どのように支援していくのかについて議論を重ねてきました。その集大成として、この日は各グループで作成したスライドを用いて、これまでのグループワークの成果を発表しました。

チーム医療演習の授業では、通常授業(各学科・専攻ごとの行う授業)とは異なり、1学年の全学生(5学科2専攻)混合のグループを編成し、特定の病気を持った患者の症例を取り上げグループワークしながら授業が進められてきました。

発表会では、自分たちとは違う考え方や着眼点を持った他グループの発表に対して、活発な質疑応答が交わされました。担当教員からのフィードバックも行われ、グループでは気づかなかった視点や考え方等のアドバイスがされました。

参加学生からは以下のような声がありました。

「他学科が集まってみんなで意見を出しながら進める授業は今までにない形で面白かった。」

「他学科の学生とグループを組んでディスカッションしたことで、自分とは違う意見や考えに触れることができ、多職種の役割を学んで自分の役割をより詳しく学ぶ機会になった。」

「グループ発表では、質問されたことや他の発表を聞いたことで疑問が湧いて詳しく調べるきっかけになった。」

「色々な学科の学生と手を組んで発表をすることで様々なことを知ることができ、各職種の意見などを知ることができた。自分にとって良い経験になりました。」

担当した教員からは「この授業のスタート時と発表会終了後では、学生の考え方が大きく成長していくのを感じた。今回触れることのできなかった職種にも興味を持ち、自身が目指す職種の理解をさらに深めてほしい。」

と総括があった一方で、

「コミュニケーションや発言が苦手な学生のフォローをさらに充実させたい。」

といった改善点も上がり、卒業するまでに医療現場で必要なスキルの指導もしていきたいと力強く語っていただきました。

※「チーム医療演習」とは?

本学におけるチーム医療教育の核として、1年次後期に全ての学生が履修する必修科目です。

チーム医療の構成員としての自覚と、専門職としての主体性、協調性を養うことを目的としています。

前半の授業では、本学の専任教員や外部講師が行う講義をもとに、各々が目指す医療職者の役割について考えます。後半の授業(グループワーク)ではそれぞれが調べ考えた内容について、グループ内で議論を交わしながらまとめ、発表に繋げます。

(本科目は看護学科においてのみ「チーム医療演習Ⅰ」の科目名で開講しています)

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