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臨床工学科
Dept. of Clinical Engineering
臨床工学技士とは
Works

人工呼吸器などの高度な医療機器を
安全かつ適切に操作・管理する仕事

活躍できるステージは?

大学病院、国公立病院、総合病院、一般病院、クリニック、医療機器メーカー、教育・研究機関 など

お仕事内容は?

人工呼吸器や血液浄化装置などの生命維持管理装置を専門的に扱います。高度な医療機器の知識と技術を駆使し、チーム医療において不可欠な存在です。

どんなシーンで活躍できる?

医療機器の高度化が進む中、医学と工学の知識を併せ持つ専門家として、臨床工学技士が活躍します。

向いている人は?

人の役に立つ仕事に興味があり、積極的に周囲の人とコミュニケーションが取れる人が向いています。

実践的な指導のもと

自ら考え行動できる

臨床工学技士を目指す

臨床工学技士は生命維持管理装置をはじめとする医療機器のスペシャリストです。本学科では、最先端の医療機器を豊富に揃え、現場経験豊かな教員による実践的な指導のもと、自ら考え行動できる臨床工学技士を育成します。1年次では医学と工学の基礎を学ぶと同時に、病院見学で臨床現場を知り、学内外の様々な医療機器に触れることで、将来臨床工学技士として活躍する自分の姿をイメージします。2・3年次では医療機器の原理や安全管理に必要な実践的スキルを学びます。

取得可能資格

臨床工学技士(国家試験受験資格)


第1種・第2種ME技術者/心電図検定(3級)
ITパスポート/医療情報技師

*検定試験に合格することで取得可能

国家試験合格率(2024年度)

93.3

就職先一覧

3つの特色

豊富な医療機器に触れ、
実践的なスキルを修得できる

血液浄化装置や硬性鏡装置など、多数の医療機器を導入しています。呼吸、循環、代謝といった幅広い分野の実習を通して、学生は実際に機器に触れることで実践的なスキルを修得できます。

熱意溢れる教員がサポート!
安心の教育体制

医療現場の第一線で活躍してきた経験豊富な教員陣は、学生たちとの距離が非常に近く、きめ細やかな指導を行っています。授業・補習を含めた教育体制も整っており、安心して学ぶことができる環境です。

目指すキャリアにつながる
充実のフォローアップ体制

本学を卒業した臨床工学技士による特別講義を受けることで、学生は自身の将来像を具体的に描きやすくなります。さらに、病院実習先では多くの卒業生が在籍しているので、臨床現場での業務などについて気軽に相談できる環境が整っています。

カリキュラム紹介
履修の流れ
臨床工学科の年次別臨床実習
年次 前期 後期 目的/方法 時間
(単位)
4年次 臨床実習   目的:①既習の知識・技術をもとに、臨床工学技士の業務全般にわたる留意事項と具体的な業務について実践できるよう、実際的な場面を通して知識・技術を身につける。
②生命維持管理装置について業務の流れの中で実際の適用とその意味を理解し、臨床工学技士としての実践力を身につける。
③医療の安全管理の重要性と安全確保の実態を知り、安全確保を実践することができる。
④実習体験を通し、将来医療に携わる臨床工学技士としての基本的なモラルとマナーを身につけ、医療者としての行動ができるようにする。

方法:埼玉県内及び近隣の病院に学生40名を振り分け、5週間の実習を行う。
実習の内容は以下のとおり。
①血液浄化装置実習
②集中治療室(人工呼吸器を含む)
③手術室(人工心肺装置を含む)
④医療機器管理業務実習
⑤その他。
270時間(6単位)
基礎医学実習
人体模型・組織標本などを用いた解剖学実習と、心電計や血圧計、スパイロメータなどを用いた生理学実習を行います。
医用治療機器学実習
電気メスや除細動器、ペースメーカ、輸液ポンプなどの構造・操作・点検について実習を行います。
血液浄化装置学実習
腎臓の機能の代行をする血液透析装置などの構造・操作法、また各種血液浄化療法の施行法について実習を行います。
呼吸療法装置学実習
人工呼吸器の構造、動作原理、操作、保守点検やNPPV、麻酔器の構造・操作方法について実習を行います。
体外循環装置学実習
心臓や大血管の手術で用いられる、心臓と肺の機能を代行する人工心肺装置や補助循環装置の構造・操作法について学び、その技術や知識を修得します。
臨床基礎技術実習
臨床の現場で必要なスキルを学ぶため、実際に手術前の手洗いを行い、清潔なオペ着に着替え清潔・不潔の概念などを学びます。
設備機器紹介
内視鏡シミュレータ
開腹せずに手術を行う、内視鏡下手術における内視鏡の操作も、臨床工学技士の業務になりました。本学ではいち早く内視鏡シミュレータを導入し、現場でのハイレベルな要求にも対応できる実践力を養います。
手術室エリア
臨床工学実習室1に設けられた手術室エリアには、麻酔器や電気メス、人工心肺装置など実際に手術室で使用されている様々な医療機器が設置され、いつでも臨床工学技士業務のシミュレーションができるようになっています。
ECMO(体外式膜型人工肺)
通常の人工呼吸器では治療が難しい重症な呼吸器疾患の治療に、体外循環と人工肺を用いたECMOが用いられます。昨今の新型コロナウイルス感染症による重症肺炎などの治療に威力を発揮しています。ECMOの操作・管理やトラブル対応は臨床工学技士の仕事です。
人工心肺装置
心臓外科手術において心臓を開けなければならない手術(開心術)のとき、一時的に心臓と肺の機能を代行する生命維持管理装置です。
血液浄化システム
腎臓の機能を代行する生命維持管理装置である血液透析装置をはじめ、血液透析に必要な水処理装置や透析液供給装置などから構成されているシステムです。各種血液浄化装置も設置されています。
人工呼吸器
換気能力の低下によって炭酸ガスの排出と酸素の取り込みができなくなった場合に換気を代行する生命維持管理装置です。
電気メス・超音波凝固切開装置
現代の手術では不可欠な医療機器で、電気メスは高周波電流を生体に流すことで組織の切開、血液の凝固(止血)などに使用される治療機器です。超音波凝固切開装置は超音波振動を利用して組織の切開や止血などに使用される治療機器です。
除細動器
致死的な不整脈(心室細動や心室頻拍など)に対して電気的なショックを与えることで、正常な心拍リズムに戻すための治療機器です。
解析機能付デジタル電計
心臓から発する電気信号(心電図)を様々な角度から記録し、心臓の機能を評価・異常の発見をするための計測装置です。
在学生インタビュー

臨床現場で活躍できる
臨床工学技士になりたいです

臨床工学科 3年
埼玉県立深谷第一高等学校 出身

B.K.

臨床現場で活躍できる
臨床工学技士になりたいです

臨床工学科 3年
埼玉県立深谷第一高等学校 出身

B.K.

Q1
日本医療科学大学に入学した理由と
きっかけを教えてください。
母と兄が医療職に就いており、兄が日本医療科学大学の卒業生ということもあり、大学の良さを聞いていたため入学を決めました。
Q2
臨床工学科の魅力を教えてください。
臨床工学技士は他の医療職と比べても、あまり知名度が無い医療職ですが、今後益々医療技術が発展する中で、活躍の場が広がる医療職だと思います。
Q3
最も印象に残っている授業(実習)と
その内容を教えてください。
体外循環装置学という授業が印象に残っています。臨床工学技士が手術中に扱う人工心肺装置のオペを実際に見ました。臨床工学技士が患者様の命に直結している医療職だということを再確認することができ、もっと勉強をする必要があると感じました。
Q4
先生や先輩、職員の方など在学中に
自分を成長させてくれた方がいらっしゃれば、
その方との関りについて、
エピソードを交えて教えてください。
臨床工学科の先生は自分の成長に大きく関わってくれています。先生方はとても親しみやすく質問がしやすい雰囲気を作ってくださり、分からないまま授業が終わるということが無いようにしてくれます。
Q5
将来の目標を教えてください。
また、目標のために
現在頑張っていることは何ですか?
臨床現場で活躍できる臨床工学技士になりたいです。そのためにも毎日の座学では必要な知識を蓄え、実習では仲間とのコミュニケーション、目的や原理を理解した上で作業に取り組み、質の高いレポート作成に励んでいます。
学科長挨拶

医療現場の第一線で活躍してきた教員と充実した設備のなかで、医療機器のスペシャリストを育成します

臨床工学科長

中尾 教伸 教授

近 臨床工学技士は、人工呼吸器など生命維持管理装置の操作をはじめ、様々な医療機器の保守管理、病院内の教育活動など業務は幅広く、現在の医療現場ではなくてはならない存在となっています。最近の医用工学・医療技術のめざましい発展に伴い、内視鏡や心臓カテーテルによる検査・治療補助といった分野にも業務の範囲が広がっており、今後も益々活躍の場が広がると期待されます。本学科は、医療機器のスペシャリストとして活躍できる人材を育成するため、医療現場の第一線で活躍してきた熱意溢れる教員と、医療機器実習のための充実した設備やカリキュラムを整えています。是非、本学の臨床工学科で学んで夢を叶えていきましょう。